第九章:応用砲雷戦/旋回式発射管と砲撃の組み合わせ、その戦法

9.1 序

Wren『ほい、というわけで、戦闘技術入門も終わりに近づいて参りました〜』
うむっ、ラストスパートだな。もうすぐ肩の荷が下ろせる・・・・
Wren『そー簡単にいくでしょうか?なんだかまた暴走教務になりそうな悪寒が』
と、いうわけで・・・・
Wren『何が「というわけ」なんですか?』
砲撃と魚雷を総合した戦闘の仕方や、実戦でのワンポイントなどをチェックして
いこうかな。

9.2 襲撃機動

9.2.1 "The Game of Rat and Dragon"〜竜王と鼠のゲーム〜

さて、いままでに序盤、同クラスレベルでの戦闘のときのポイントとかは幾つか
挙げてたね。

Wren『1、特攻は最後の手段
    2、タイミングを掴む
    3、偵察の活用
    ・・・といったところでしょうか』

そうそう。6章での解説だね。
では今度は、上位艦船が多数居る、艦隊戦で注意することを挙げていってみよう。

9.2.2 小型艦の立ち回り@艦隊戦

"The Brave Little Frigate Goes to FleetBattles!"
Wren『いさましいちびのフリゲイト、艦隊戦へ行く。・・・ですか?』
小さいフネは、積める武装も少ないけれど・・・でも、だからといって役立たずでは
ない!動き方次第で味方のアシストは十分出来るし、「大艦隊戦」は、名アシストで
味方が勝利したら、それだけの報酬もあるんだ。
ん、ではバトルエリアへ・・・Let's Go!

  • 9.2.21 偵察

小型艦に期待されることの一つは、機動力を活かした前衛偵察だ。
偵察機も当然発進するのだけれど、その視界の穴を埋めるように、また敵戦闘機が
多数で、偵察機が役に立たない、と言うような状況の時は、偵察艦の視界で味方の
主力が動くことになる。
Wren『このとき、大切なのは視界の確保ですから、前線に出ながらも相手の攻撃を
  とにかくかわすことが要求されます。繰艦の腕に自信がある人向けの任務ですね』

  • 9.2.22 空母直衛

空母は、一部の直接戦闘力の高いものを除けば大概陣営の後方で空戦の指揮を執って
いる。ところが、前線にスキマが出来ると、魚雷艇駆逐艦が隙をついて襲撃されて
しまう。そうなると、空母の艦長は回避に必死になって、航空隊は一気に戦力を失う
ことに。ましてや沈められたら・・・・
Wren『というわけで、味方の空母の周りを警戒して、突撃してくるフネを妨害する任務
  ですね。もし相手が全魚艦とかなら、間合いに踏み込んでしまえば魚雷は安全装置
  で爆発しませんから、一方的に叩くことも可能です』
それに、弾数の少ない魚雷艦に無駄弾を撃たせた段階で、味方の被害が減ることになる
のでこれは案外有効だ。
Wren『対空も対艦も両方出来る大砲にしておくと、敵の爆撃機に対しても反撃出来ます』

  • 9.2.23 魚雷警戒

!!!画面に白い航跡を曳いてやってくる魚雷。
Wren『あたると痛いんですよね』
しかも、上級の魚雷は威力もまた大きくなってるからな・・・
ところで。この魚雷は、味方のフネから一定範囲でないと見つけられないんだが、
大型艦になるに従ってその探知範囲は逆に狭くなる。
Wren『実はフリゲートが一番魚雷を見つけやすいんですねー』
ついでにいうと、機動力もあるから回避もし易いぞ。
と、いうわけで。前線で戦う主力艦に、魚雷が来ていると言うことを教えることが
出来るのだな。
Wren『これは別に操作をしなくても、視界の共有で伝えることが出来ますからねー』
うむ。魚雷に脅える巡洋艦クラスにはとても有り難い支援だ。
Wren『ただ、前線に出すぎると戦艦や重巡の主砲も降ってきますから要警戒です〜』

  • 9.2.24 突撃人生

Wren『でもやっぱり奇襲なんですか?』
何を言うか、奇襲攻撃は漢の浪漫だぞ?
Wren『まぁ、当たるとでっかいですからね』
上3つが大艦隊戦でのお薦めならば、こっちは比較的少数でのフリーバトルの時に
試したい。フリーバトルだと、巧くジャックポットを決めれば全額自分の賞金だしな。
やることは空母直衛のちょうど逆。とにかく相手の戦線のスキマを狙ってすり抜ける。
Wren『もし、突破した先にいたのが自衛装備のない空母だったら・・・
  ・・・・ジャックポット発動ですね』
なに、反撃で爆撃機が来ても、小さいFFにそう当たるもんじゃない。さくっと回避
して取り付いてしまおう。空母から艦載機が発進しようとしても、至近距離に取り
付かれてしまうと、対空機銃で片端から穴だらけに出来る。そうなったら相手の空母は
もう封殺されるし、おまけに・・・・
Wren『航空機の撃墜ボーナスまでもらえるという特典突き!うーん、Good』
小よく大を制する戦いの典型例だな。
Wren『相手に「まさか!」と思わせるような作戦がキマると最高ですねっ!』

9.3 同時攻撃 "Nobody Expects……"

そう、まさかのとき・・・って・・・うわそれ禁句!
?『FUHAHAHAHAHAHAHA!!!!!!』
?『まさかの時のスペイン宗教裁判!!!』

[真っ赤な服装をした3人組が入口のドアを蹴破ろうと、ガン。]
[*不確定名 司祭のようなもの×3]

Wren『小指をぶつけると痛いんですよねー』
イヤそういう問題じゃなくって・・・

[苦悶の表情を浮かべつつ、リンク表示をクリックして突入してきた。]

?『我々の武器は2つ!恐怖!突然!そして教皇への盲信!』
?『…3つだ…おい、最初からやりなおすぞ!』
ヴァー、なんだかワケが判らなくなってきたぞ?

(ロープで羅針儀にぐるぐる巻きにされながら)

Wren『えーと、すいません。とりあえず』
?『Nobody Expects The Spanish Inquisition!!!』

[悪魔的笑いで悪魔的動作をしながら]

?『おい、拷問の用意をしろ!』
Wren『AN APOLOGY……お見苦しい点があったことをお詫び致します(Click!)』
?『Noooooooooooo!!!!!!』

(甲板上のハッチが開いて3人組が落下していく)
・・・・・・・
・・・・
・・

と、いうわけで思わぬ攻撃や予想外の方向からの攻撃には誰しも脆いものだ。
そして、6章でも説明してあるけれど、「数は力」だ。同程度の能力だったら、
2倍の数の差があれば1/4のダメージで敵を叩きのめせる。
Wren『もっとも、これにはタイミングを合わせて行動しないと、いくら数が多くても』
うん、各個撃破されて終わるな。
Wren『なので、味方との連携はくれぐれも大切に。』

9.3.1 多方同時攻撃

 これは、感覚的にもよくわかると思ふ。
 操作の関係上、一度に操作出来る兵装は1種類。かなりのムリをしなければ両側の
 向けて撃つ、しかも狙いを定めてというのは難しい話だ。
 Wren『というわけで、挟み撃ちにするのは常に最も有効な作戦になりうるのですよー』
 何を当たり前の、という感じだが、当たり前のことこそが最も重要で、それでいて
 疎かになりがちだから、心に留めておくとよい。

9.3.2 砲雷同時攻撃

 魚雷専業で行く場合でなくても、ある程度の雷装は有効になりうる装備だ。
 砲撃戦に入る前(連射の遅い砲を使っている場合砲撃戦の最中にでも)に、こっそり
 相手の針路方向に魚雷を発射しておいてから砲撃開始。
 Wren『砲戦中に、相手が照準の方ばかりに夢中になっていたら回避のタイミングが
   遅れますので、少ない魚雷でも案外と当たってくれます〜』
 なおかつ、あたらなくても相手が回避運動に入ったら、照準の方がお留守になるので
 その間は一方的に撃ちまくることが出来るという特典付。
 Wren『こういった目的には、射程距離の長めの魚雷がお薦めですね。相手に見つかる
   前にトラップを仕掛けるような感じです。』
 特に、普段砲撃艦ばかりと思われている艦種だと、かなり相手の意表を突ける。
 アトランタダイドー、ヨークなどは普通に考えれば砲撃艦だけど、魚雷を積んで
 みるとまた違った戦法が考えられるぞ。
 Wren『応用としては、味方の魚雷艦(北上とか)が長距離発射したところに少し間を
   おいてから、到達時間にタイミングを合わせての突入とかも、回避行動でわや
   になっている相手の隊列にイロイロできてイイかもしれません』
 ただし、この場合後方から追加で魚雷が流れてくる可能性があるので、巻き添えに
 十分気を付けるべし。

9.3.3 空海同時攻撃

 同じく、味方の爆撃機の空襲とタイミングを合わせて攻撃する作戦だ。
 狙われている大型艦は当然対空砲や回避運動に気をとられてるし、護衛艦も対空
 射撃中で、海上の小型艦まで手が回らないでいることが多い。
 Wren『ただ、爆撃機の襲撃が単発で終わってしまった場合、あっさりと返り討ちに
   会うことにもなりうるワケですから、ちょっと判断が難しいかも、です』
 ・・・空母の中には、爆撃機雷撃機を同時に展開して、雷爆同時攻撃を仕掛ける
 豪の者もいるらしい。これもある意味、空海同時攻撃に近いパターンかな。
 Wren『

9.4 回避運動

Drunkboat「酔いどれ船
攻撃一辺倒では、味方の方が優勢なときなら何とかなっても、一度崩れたときには脆い
ものだ。相手の攻撃をかわすテクニックも