第弐章:初級航海術/運航の基礎、座礁時の対応、他
- II. Novice Navigation,Case study
2.1 序
やぁ、新任艦長の諸君。繰艦には慣れたかな?
初心者向けのエリア21にあるTraining Mission「1」では、周りを環礁に囲まれて動けない状態から砲撃の訓練のみを行ったわけだが、両隣、エリア16と22にある、Training Mission「2」では、移動しながらの砲撃、この練習が出来る。
だれだい?Training Mission1でいきなり座礁沈没しました、とかいっているのは?
まぁ、最初はみんなそんなものだ。気にするな。
とはいえ、周りを囲まれて動けない1の場合はともかく、2からは船の移動と繰艦法が必要だ。ということで、補習授業の2時間目。今回はさくっと短めでいこう!
2.2 加減速
マニュアルにあるとおり・・・・以上!
というのも不親切なのでちょいと解説。
2.2.1 増速
※増速は、Fキーを押し続けることによって機関出力を増加させ、加速する。
このとき、押し続けると巡航上限を超えて最大出力までたたき込まれるので一瞬かなりのスピードになるが、これはブースト時間が終わったら巡航上限まで自動的に低下する。
このブースト時間を伸ばすのに、上級専門職の機関兵が関わってくるわけだ。
機関兵の能力が増えても、最大速度自体は大して変わらない。
何故って?エンジンの出力には限界があるからだ。
そのかわり、限界出力を長く引き延ばすことは技能のうちになる。
この辺は、後々のために覚えておくといい。
2.2.2 減速&後進
戦場では、ただ最大速度で突っ走っていればいい、というわけでもない。
いや、確かに敵の攻撃を回避するにも速度があった方がいいのだが、逆に急減速で照準をずらすテクもある。島に近づきすぎ!とか味方の射線に踏み込んでしまいそう、というときにも、舵が利きにくいときは速度を落として対応するのは基本ともいえる。
※減速は、Vキー押下。減速を続けると、速度0になって停船・漂流状態になる。
いったん停止後、再度減速動作を続けると、微速後進(つまりはバック)に切り替わり、ゆっくりと後退を始める。
ちなみに、バックではたいした速度は出せない。
理由?後進タービンの方が主推進タービンよりはるかにに規模が小さいというのが史実であるからだろう。
それに、そもそもフネの形は後ろ向きに進むことを前提にしていないので抵抗もでかい、と言うわけだ。
2.3 操舵法
2.3.1 基本操舵
※移動したい目標地点をマウスでポイントし、左クリック。
これだけ、これだけ?
まぁ、基本的には。あとは、その目標に向かって自動的に舵をきっていく。
ここで、船体の「舵力」に比例して応答性が変わってくるわけだ。
当然、舵力が大きい方が旋回性能はよいので、新しい進路にのせやすい。
そして、基本的には、小型のフネの方が舵力が高い。これは、相手の攻撃を回避できるだけの能力がある、ということでもある。
序盤は、大型艦に対抗しなければならない事がほとんどだ。この特性をきちんと活用できるようになろう。
2.3.2 前艦続行
※移動目標選択を、味方または敵の艦船にあわせて左クリック。
こうすると、そのフネを自動追尾するようになる。
ただし、ひとつ注意を。
そのフネと同じ針路をたどるのではなく、そのフネが「今」いる場所に向かうように舵をきるので、途中に島があったりするとそのままつっこんで座礁する。
また、味方の艦に無目的に追従していると、ダメージを負って速度の落ちた味方艦に近づきすぎて、誤射したりされたり、もろともに弾を撃ち込まれたりと言う危険を伴う。
速度を合わせたり進路を修正するように気をつけよう。
2.3.3 航海TIPS(初級)
操舵については、いくつかコツがあるので紹介する。
2.3.31 針路の固定
通常の移動目標選択だと、遠い目標をわざわざクリックしなければならないのか?
そんなことはない。だいたいそっちの方向をクリックしてやればいい、のだが。
真の目標地点より手前に移動目標を設定すると、そこを通過したところで進路がずれることがある。
接敵前ならいいが、砲戦中にいきなり旋回してしまったりしたら照準のやり直しになってしまう。
そこで役立つのが、「定針」だ。
※まず、移動したい方向の仮目標をクリック。そして、舳先がその方向を向いたところ
でキーボードのBキー押下。これで、舵中央の状態に固定され、針路が定まる。
この方法だと、途中で微調整のためのふらつきが押さえられるので、照準も楽だ。
2.3.32 急速旋回
「魚雷発見!緊急回避!」
「敵の大型艦に狙われているが、自分の射程まで近づけそうも・・・退避!」
「爆撃機がつっこんできた!」
こんな時に役に立つ急旋回。操作方法は
※自艦のすぐ後方に少しだけ離して、旋回したい方向に少しオフセットしたポイントをクリック。
これで、真後ろ方向へ旋回しようと急速に頭を振り始める。
そこで、前項と同様にBキー押下。回避針路をとって急速離脱。
あとは、敵の弾が外れてくれることを祈ろうか・・・・
2.4 座礁・・・その傾向と対策
最初、訳も判らないうちに陸地にぶつかって座礁、身動きがとれないともがいているうちにダメージが累積して沈没に至る・・・・
まぁ、今はベテラン面をしている人間でも、たいがい一度はやった道だな。
なに、単にぶつけなければいいんだ・・・・・
とはいっても、陸地の周りには、海面では合っても水深が浅いのか異様に引っかかる浅瀬があることが。
これが厄介でな。特に大型艦で狭い海峡を抜けようとすると、土手っ腹をこすることもしばしば。
座礁への対策は、「陸岸に近づきすぎない」これにつきるだろう。
え?当たり前のことをいうな、と言われても・・・・
では、万一座礁した場合の対処法について解説しようか。
*座礁した!緊急対応チャート*
※まず、とにもかくにもVキーを押し続ける。
速度が残ったままだと浸水がどんどん拡がって、沈没を待つばかりだ。
速度を0まで落とすと、浸水ダメージは停止する。
ここでやっと一息つける。
※次は、舵が曲がったままだと離脱しにくい*1ので、Bキーで舵を中立の状態に立て直そう。
※最後に、Vキーを再度押し続けることで真っ直ぐ後ろに後進を開始する。
抜け出せてももう少し後退しておこう。
あせって加速でまた座礁したら元の木阿弥。
安全距離を確保して、陸に接触しない方向に移動目標をポイントしたら、ゆっくり目に加速して離脱しよう。
これで、真っ直ぐ突っ込んだ場合の座礁からの脱出はOK?
淺瀬に腹をこすった場合・・・・・この方法を使っても抜け出せないことがある。
フネの中央が乗り上げているので、前進でも後進でもダメージを受けるという最悪の座礁がたまにある。
どうしようもなく抜けそうにない時、更にそこに敵が!となってしまったら、頭を切り換えて、そのまま陸上砲台として戦った方が良い時もある。
速度を0に落としておけば座礁による追加ダメージは増えないのだから。